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下柳 剛
1968年5月16日長崎県生まれ。
コーナーを丁寧につくピッチングが持ち味!
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署名活動にあたり
2004.07.30 Friday
合併問題、一リーグ制問題等と現在、日本のプロ野球界は揺れています。
正直“プロ野球が野球としての夢を無くしてしまう瀬戸際”にきている。
そういう危機感を感じています。
僕は選手生命もそんなには長くない選手ですが、
今ここで声を上げなければいけないと思っています。
合併問題や一リーグ制問題は、経営者が経営の論理だけで決めて良いものなのでしょうか。
もちろん、経営者には経営者の理屈があるとは思います。
しかし、プロ野球はあくまで「ファン」があってのものであり、
ファンを無視することは許されないことであると思います。
この問題は、オーナーも選手もファンもみんなで一緒に考えて、
「セ・パ交流戦」を含めた様々な方策を取り入れて問題を解決して欲しいと思います。
もちろん、合併しないで12球団を維持できる方策があるのであればそれを第一に考えるべきです。
なぜなら、近鉄球団を買いたいという企業が実際に手を挙げており、球団経営を黒字にするべく様々なアイデアを出しているからです。
このような若手経営者の意見に全く耳を傾けない体質こそ改善されなければ野球界はどんどん魅力を失うと思います。
1リーグ制になれば球団数も減り、日本シリーズやオールスターも無くなるなどの弊害があります。また、球団数が減少し、活性化を失ったプロ野球を目指す少年が減るのではないかという心配もあります。なお、報道では、1リーグ制にしてアジアの各国優勝チームと対戦するなどの案もでているようですが、これは2リーグ制でも実現できるものであり、また、交流試合等を行うことにより2リーグ制を活性化することと合わせれば、より日本のプロ野球の魅力が高まるのではないでしょうか。
もちろん、最終的にそれが最善の方法かどうかはわかりませんが、いまはファンの皆様や選手の意見も含め、議論を尽くすべき時期であり、こんなに短期間に、しかもファンや選手不在の密室で決めるべき問題ではないと思います。
メディアでは、渡辺オーナーが「たかが選手。分をわきまえろ。」との発言をしたとの報道がなされております。
もし本当であるとすれば非常にショックなことだと思います。
「たかが選手」といわれればそれまでですが、僕たち選手は少なくともファンや子供たちに対して夢を与える存在として野球界を盛り上げる当事者あるいは主役でありたいと思っています。
これまでの動きは、ファンの声を無視した、一部の経営者側だけの理屈で物事が進められているものです。
これを機に、ファン主導ではない体制や、先送りにしてきたものを清算してまずファンありきのプロ野球にしていかなければならないと思っています。
最後にオールスター戦での新庄選手のコメント、近鉄 川尻選手の行動、そして皆さんからの意見から勇気をもらうことが出来ました。
意見に賛同して頂ける方、お力をお借りできればと思います。
宜しくお願いします。



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